ここ数日風が冷たかったりするなど、
天候が安定しておりませんが
皆様いかがお過ごしでしょうか。
ここ最近全国的に地震が
発生しており、
防災について目にする機会が増えてきました。
自分が災害に巻き込まれたときだけではなく、
離れて暮らす親御様の防災も考えると
なにから始めたらよいのかわからない方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、知っていただきたいご高齢者の方の防災について
ご紹介いたします。
東日本大震災から見る高齢者の被害
政府が発表した令和2年版高齢者白書によると、
東日本大震災における被害状況は被害が大きかった
岩手県、宮城県、福島県の3県でお亡くなりになった方は
2020年2月29日までに15,829人にのぼり、
ご年齢が判明している15,772人のうち
60歳以上の人は65%以上を占めていることが分かりました。
この数字を見ても震災時にご高齢の方が被害にあう危険性が高いため、
震災の備えと震災時の行動のシミュレーションをすることが大切です。
日頃から備えるポイント
震災時に少しでも被害が最小限になるためには、
日頃から地震に備える必要があります。
ご高齢の方の向けに簡単に備えるポイントをご紹介いたしますので
参考にしてみてください。
【備えるポイント】
①家具や家電などを固定し、「倒れない」「倒れにくい」環境を作る
②いつも飲んでいるお薬やお薬手帳のコピー、
入れ歯や老眼鏡、補聴器を非常用持ち出し袋に入れる
③身分証やお財布はいつでも持ち歩けるようにする
ご高齢の方の場合、お薬がないと困る方も多いと思いますので
お薬は多めに用意し、非常用持ち出し袋にいれましょう。
また、おむつや入歯洗浄液なども用意しておくと避難先でも
安心してお過ごしできます。
細かい持ち物リストを知りたい方は下記リンクに
関連ページがございますのでそちらもご覧くださいませ。
参考
「災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~」
消費しながら備蓄する
皆様は消費しながら備蓄するローリングストックというものを
ご存知でしょうか。
ローリングストックというのは、普段の生活で少し多めに買っておく
大人買いのようなもので、使った分だけ補充する備蓄の方法です。
いつも食べなれているものを備蓄として使うので
避難生活でも日常と変わらない食生活をすることができます。
また、日常的に消費するため、保存期間を見直す必要もないので、
気が付いたら、消費期限切れで捨てることがありません。
カセットコンロや、使い捨てカイロなども常に使えるように常備し、
使い終わったら買い足すことを心がけましょう。
参考:日本気象協会
避難先のルートを確保
いつ地震が起こるかわかないので、避難先までのルートを
しっかり覚えておく必要があります。
自宅付近なら道は大丈夫だと思っていても、地割れや家屋の倒壊によって
いつもと同じルートで避難先まで行けるとは限りません。
実際に歩いてみて、周囲に危険な場所はないか、別ルートでも行けるか
事前に把握しておくことでスムーズに避難することができます。
さいごに
いかがでしょうか。
地震という言葉だけでも不安になりますが、
備えをすることで対応することができ、冷静に行動することができます。
最近では、防災グッズが充実していますし、
ご高齢の方にはキャリー付きリュックなどもあるので、
ご自身やご家族にあった防災グッズをお探ししてみてください。
防災について今一度見直してみてはいかがでしょうか。