こんにちは。スリーSみまもりサービス編集部です。
「高齢な親が詐欺に合わないか心配…」と悩んでいる方は多いと思います。
そんな方向けに、「詐欺被害の防止対策」についてご紹介いたします。
65歳以上の高齢者の特殊詐欺被害は増加しています。
この記事で紹介する対策方法を使えば、いざ詐欺の手口を使われたときに焦らずに対応できるはずです。
高齢な親御様が心配な方はもちろん、私は詐欺に合わないと思っている方もぜひご参考ください。
86.6%が高齢者の被害!
警察庁は、令和4年の特殊詐欺について、認知件数は17,520件、被害額は361.4億円と発表しています。
被害総額は年々減少傾向にありましたが、令和4年に8年ぶりに増加に転じ、被害額についても前年より28.2%増加しています。特殊詐欺グループの摘発や逮捕等に関するニュースをよく目にするようになりましたよね。
なかでも、特殊詐欺全体の認知件数における高齢者(65歳以上)の占める割合は86.6%と大きな割合を占めており、今一度詐欺被害について知っておく必要があります。
図:警察庁「特殊詐欺認知・検挙状況等(令和4年・暫定値)について」をもとに作成
特殊詐欺の手口とは?
高齢な方に特に注意していただきたいのが「特殊詐欺」です。
特殊詐欺とは、通信手段を用いて親族や公共機関を装い、不特定多数の人から現金をだましとる犯罪のことです。
代表的な手口は「オレオレ詐欺」ですが、他にも多様な手口が存在します。
・オレオレ詐欺
親族、警察官、弁護士等を装い、親族が起こした事件・事故に対する示談金等を名目に
金銭等をだまし取る(脅し取る)手口です。引用:検察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ「特殊詐欺の手口と対策」
・キャッシュカード詐欺盗
警察官や銀行協会、大手百貨店等の職員を装って被害者に電話をかけ「キャッシュカードが不正に利用されている」などの名目により、キャッシュカードを準備させた上で、隙を見るなどし、キャッシュカード等を窃取する手口です。
引用:検察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ「特殊詐欺の手口と対策」
・架空料金請求詐欺
未払いの料金があるなど架空の事実を口実とし金銭等をだまし取る(脅し取る)手口です。
引用:検察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ「特殊詐欺の手口と対策」
・還付金詐欺
税金還付等に必要な手続きを装って被害者にATMを操作させ、
口座間送金により財産上の不法の利益を得る手口です。引用:検察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ「特殊詐欺の手口と対策」
特に、キャッシュカード詐欺盗は最近被害が増加しているそうですので、注意が必要です。
では、これらの手口に騙されないためにはどうすればいいのでしょうか?
詐欺被害を防ぐために
まず、「誰もが被害にあう可能性がある」ということを、認識することが重要です。
警察庁がオレオレ詐欺の被害者等に対して実施した調査では、被害者のうち78.2%が「自分は被害にあわないと思っていた」と回答しています。
図:警察庁「特殊詐欺の現状と高齢者被害防止のための新たな取組」をもとに作成
被害にあう可能性を考え、日ごろから対策を行うことで、詐欺の防止に繋がります。
効果的な詐欺防止対策
詐欺防止に有効な対策をいくつかご紹介いたします。
- 迷惑電話防止機能のある電話機器を設置する。
- 常に留守番電話にしておき、知っている番号のみ折り返す
- 合言葉を決めておく
- 電話でお金の話が出たら、一旦電話を切り、すぐに家族などに相談
- ハガキなどにある連絡先には連絡しない
自治体、銀行協会などの職員が暗証番号を聞いたり、キャッシュカードを預かりに来ることは絶対にありません。
少しでも「怪しい」「騙されたかもしれない」と感じたら、すぐにご家族や警察といった第三者に相談しましょう。
警察へ相談する際は、警察相談専用電話を利用してください。
(緊急通報が必要な場合は「110番」通報をしてください。)
「#9110」で、全国どこからでも相談窓口につながります。
参考:政府広報オンライン「警察に対する相談は警察相談専用電話#9110へ」
最後に
いかがでしたか?
誰もが被害者になりうる特殊詐欺についてご紹介しました。
日常的な対策が、もしもの時に役立ちます。
高齢な方の日常生活で「もしもの時」に不安を感じたら、みまもりサービスもご検討ください。