昔に比べると筋肉が落ちたような…という方多いのではないでしょうか。
実は、筋肉の強さで健康寿命に差が出るんです!
今回は、筋肉と健康寿命についてご紹介いたします。
筋肉の衰えは、全身の老化に繋がる
筋肉は25~30歳頃から減少していきます。
太ももや、お尻などの大きな筋肉から落ちていくそうで、
特に40代~50代にかけて急激に減少をすると言われています。
筋肉が減少すると、立ったり歩いたり姿勢を維持したりといった
日常の動作ができにくくなるため、認知症や、
メタボリックシンドローム、糖尿病などの病気になりやすくなります。
特に高齢者は筋肉が減少すると、自立した生活から要介護へ移行する
「フレイル」といった段階まで身体機能が低下してしまうため、
要介護につながりやすくなります。
《フレイルとは?》
医学用語である「frailty(フレイルティー)」の日本語訳で、
年齢を重ねるにつれて体や心の活力が低下した状態のことを指します。
今からでも筋肉は増やせる!
筋肉の細胞は、2ヵ月以内で入れ替わるので、今から筋力を上げることで
健康寿命を延ばすことができます。
一度付けた筋肉は、筋トレを再開することでかつての筋肉量に
戻る性質がありますので、今のうちに筋肉を鍛えて増やすことで
維持することが楽になります。
おススメの運動「レジスタンス運動」
筋肉を増やすためにおススメなのが、「レジスタンス運動」です。
レジスタンス運動とはスクワットなどの筋肉に負荷をかけた動作を
繰り返し行う運動のことです。
スクワットなどの筋トレが難しいという方はウォーキング・ジョギングなどの
運動や、日常から活動的に生活することを心がけましょう。
足上げ運動は高齢者の方でも始めやすい「レジスタンス運動」になります。
《足上げ運動のやり方》
①背もたれから背中を離して椅子に座り、膝を伸ばして10秒静止してから下ろす
②膝の上に力が入っていることを確認。
③反対の足も同様に行う
参考文献
厚生労働省:e-ヘルスネット「QOLの維持・向上に大切な筋肉は?」
さいごに
いかがでしたか?
加齢の影響を受けやすい筋肉をしっかりと鍛えることが
生活の質の維持・向上に大切です。
かかりつけのお医者さんとご相談の上、
無理のない範囲内で身体を動かしてみてはいかがでしょうか。