過去最早の春一番が吹き、春の訪れを心待ちにする日々ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
暦の上では立春となりましたが、まだまだ寒さは続くようです。
新型コロナウイルス感染防止の観点から、室内の換気が求められていますが、
この寒さでは、まだまだ室温の維持もおろそかにはできません。
今回は、換気と室温維持を両立するポイントについてご紹介いたします。
室温低下による健康への影響
世界保健機構(WHO)によると、低い室温は冬季の死亡率や
呼吸器系疾患等の罹患率の増加に関連があるとしています。
また、国内調査においては、室内温度が1℃低下すると
高齢者の血小板数増加や、夜間頻尿や過活発膀胱の頻度に影響すると報告されています。
WHOは、健康を守るために安全でバランスのとれた室温の最低値を18℃としています。
最低限の室温を維持することは、健康維持のために大切です。
参考:厚生労働省 冬場における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気について
室温維持と換気を両立するポイントとは?
厚生労働省コロナウイルス感染症対策推進本部から、推奨されている換気方法をご紹介いたします。
①一方向の窓を常時開ける
定期的に窓を全開にして換気をするよりも、一方向の窓を少しだけ常に開けておく方が
室温変化を抑えることができます。
この方法でも、室内と室外の温度差が維持できれば、十分な換気量を得ることができます。
②二段階換気を行う
人がいない部屋の窓を開けて換気を行い、廊下など建物の中を経由させて
人のいる部屋へ空気を入れる方法です。
建物内で少し空気が暖まることで、室温の急激な低下を防ぐことができます。
③暖房器具の近くの窓を開ける
室内には入ってくる外の冷たい空気が暖房器具によって暖められるので、
室温低下を防ぐことができます。
※暖房器具の設置場所については、火災予防について十分に注意してください。
④空気清浄機を併用する
室温維持をしようとすると、十分に窓を開けることができない場合は
窓からの換気と併せて可搬式の空気清浄機を併用することも効果的です。
また、新型コロナウイルス感染防止対策として、加湿器を併用し、
相対湿度を40%以上に維持することも有効的です。
参考:厚生労働省 冬場における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気について
さいごに
いかがでしたか?
室内の暖かさを保ちながら、効果的な換気を行う方法をご紹介しました。
ポイントを抑えた換気を行い、寒さの厳しい冬でも健康を維持していきましょう!