生活様式が一転して、よりお家時間が増えた方も多いかと思います。
お家にいるとついついダラダラ過ごしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
実は、メリハリのない生活が睡眠に影響を及ぼす可能性があります。
そこで今回は、質の良い睡眠をとる方法についてご紹介いたします。
高齢者は様々な理由で睡眠障害になりやすい
高齢者では、心理的なストレスや、メリハリのない生活、
身体の痛みやかゆみといった様々な要因で不眠になりやすくなります。
さらに、若い時には影響がなかった運動不足などでも睡眠障害になることがあります。
また、慢性的な睡眠不足は記憶力の低下を引き起こしたり、自律神経が乱れやすくなり、
生活習慣病のリスクが高まります。
参考文献:【榎本 みのり:高齢者の睡眠「e-ヘルスネット」厚生労働省2021】
このように睡眠が私たちの健康に大きく関わります。
ではどのようにしたら睡眠の質を上げることができるのでしょうか。
生活サイクルの見直しで睡眠の質を上げる
睡眠の質を上げるためには、まず生活サイクルを整えましょう。
生活サイクルの整え方
①光の調整
体内時計のリズムはメラトニンというホルモンが調整しています。
このメラトニンは光がある時には分泌が抑えられるため、夜間に強い光を浴びてしまうと
睡眠のリズムが乱れやすくなります。
寝る前はテレビやスマホを見るのをやめて、寝る準備を整えましょう。
➁決まった時間の運動
適度な運動を行うことで生活リズムにメリハリが生まれます。
このメリハリはメラトニンの分泌にも関係しますので、軽い体操や、ストレッチといった
運動をしましょう。
③食事の調整
食後にすぐ寝てしまうと、食べ物の消化を行うため、睡眠の質が下がりやすくなります。
就寝する3時間前には食事を済ませるようにしましょう。
参考文献:【メラトニン「e-ヘルスネット」厚生労働省2021】
【早川 達郎 :睡眠・覚醒リズム障害「e-ヘルスネット」厚生労働省2021】
メリハリのあるお家時間の過ごし方
メリハリのある生活を送るためにおススメの方法が時間割りの作成です。
大まかでも良いので、一日の行動を学校の時間割のように決めてみましょう。
時間間隔と曜日感覚を忘れずに過ごすことが出来るので、規則正しい生活が習慣化できます。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
睡眠の質を上げて、疲れない身体を目指して参りましょう。
また、一週間での行動を可視化することでメリハリのある生活につながります。
高齢者の方だけではなく、どんな人でも取り組みやすいと思いますので、ぜひお試しくださいませ。