北海道や標高の高い山ではもうすでに落葉してしまっている場所もちらほら出てきておりますが、全国的に紅葉のシーズンとなりました。
ご時世柄中々遠くに出かけることを断念されている方もいるかと思いますが、
街の樹木も紅葉し始めているので、お散歩しながら、お手軽に紅葉を楽しむのはいかがでしょうか。
今回は意外と身の回りにある紅葉の樹木とお散歩の魅力をご紹介いたします!
紅葉のしくみ
紅葉する木としない木が、ありますよね。
紅葉する木の種類は、カエデやハゼノキなどの落葉樹です。
”紅葉”といっても、実は、種類があるのは、ご存じでしょうか。
黄色くなる”黄葉(おうよう)”と赤くなる”紅葉(こうよう)”に分けられます。
紅葉や、黄葉の色の違いは、色が出る仕組みにあります。
黄葉になるしくみをご紹介します。
葉っぱには緑色の色素と、黄色の色素が含まれており、緑色の色素は光合成するために必要なもので、
日照時間が長い間は、緑色に隠れて黄色は見えません。
しかし、日照時間が短くなり気温が低くなると、緑色の色素が壊されて黄色の色素が見えてきます。
黄葉する木で有名なのはイチョウの木です。
一面、黄色い絨毯のようなイチョウ並木の景色は圧巻です!
イチョウはとても丈夫なので、街路樹としてよく見かけます。
続いて紅葉は、気温が低くなると、葉の付け根に離層と呼ばれるコルク栓のようなものができます。
すると葉で作られた糖分が枝へ移らなくなるので葉の中で糖度が高くなります。
そこに陽の光が当たると緑色の色素が分解され糖分と一緒になって化学反応が起こり紅色の色素が生まれ葉が鮮やかな紅に染まります。
化学反応によって色が増えるというのは面白いですよね!
紅葉する樹木は、カエデの木が有名です。
カエデの木は、黄葉する種類と紅葉する種類があるため、同じ葉っぱの形をしていますが、染まる色が違うため、色のコントラストが美しい樹木になります。
こちらの写真は、イロハカエデ、通称イロハモミジとも呼ばれています。
そしてこちらの写真は、イタヤカエデという黄葉するカエデです。
同じカエデでも種類によって葉っぱの形も違うので、街の木もじっくり見てみるのも楽しそうですね。
参考文献:農林水産省 特集2 森へ行こう(2)
ウォーキングの効果
ウォーキングやお散歩といった軽めの運動は、心身共に健康の第一歩です。
運動したら、さらに疲れたり、身体が痛くなりそうなイメージがありますが、身体を動かさないと余計に疲れがたまり、少しの運動でも身体を痛めやすくなってしまいます。
スポーツ庁によると、以下のように言われています。
ウォーキングなどの軽い運動によって「第2の心臓」とも呼ばれるふくらはぎの筋肉が収縮され、筋肉がポンプの役割を果たすことで血液の循環がよくなり、疲労物質が溜まりにくくなる効果が期待できる
引用:スポーツ庁Web広報マガジン「プラス「10」分のウォーキングから始めるストレス対策」
軽い運動をすることで、ストレス軽減にもつながります。
日常生活にほんの少しだけ、運動を取り入れるだけで身体の影響は大きく変わります。
どのくらい運動すればいいのか、分からないという方は、厚生労働省より高齢者の方の運動目標がございますので、参考にしてみてください。
○年齢や能力に応じて以下の運動のうち一つ以上を行なう。
・1日10分ぐらいのストレッチや体操
・1日20分以上の散歩やウォーキング
・1週間に2回程の足の筋肉トレーニング
・1週間に3回以上のレクレーション活動や軽スポーツ
○日常生活における歩数目標
目標値:男性6700歩、女性5900歩
1日当たり歩行時間で15分程度、歩行距離で650~800m程度歩くと上記の目標に近づけます。
参考文献:厚生労働省 身体活動・運動
この目標を見ると、そんなにハードな数字ではないので続けやすいかと思いますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
さいごに
街の木でよく見かけるハナミズキや桜も落葉樹なので、是非お散歩しながら探してみて下さい。
お散歩をすることで身体機能の低下が抑制されるので、近くの公園や、道路にある紅葉を楽しみながら無理のない範囲で身体を動かしましょう!
身体を動かすことで、病気のリスクを減らすことはできますが、何が起こるかは分かりません。
少しでも、心配の種を減らすことも大切です。
万が一の備えとしてスリーSみまもりサービスをご利用下さいませ。