「JALの当日シルバー割引って、実際いくらくらいなの?」「65歳になったけれど、どうやって予約すればいいの?」——そんな疑問をお持ちの方は少なくありません。JALの当日シルバー割引料金は、満65歳以上の方が搭乗日当日に限り利用できる特別運賃で、普通運賃と比べて最大で約60%も安くなる路線があります。ただし、現在は名称が「当日シニア割引」に変更されており、利用条件や予約の流れにもいくつか押さえておきたいポイントがあります。この記事では、路線別のおおよその料金目安から予約手順、他社との比較、失敗しがちな落とし穴まで、JAL当日シルバー割引料金にまつわる情報をまるごと整理しました。
・JAL当日シルバー割引料金(当日シニア割引)の仕組みと普通運賃との差額
・主要路線ごとのおおよその料金目安と時期による変動
・65歳以上の対象条件・予約方法・当日の流れ
・他の割引運賃やANAシニア割引との比較と使い分け
JAL当日シルバー割引料金とは?名称変更の経緯と普通運賃との差額

「当日シルバー割引」から「当日シニア割引」へ——名前が変わっても中身は同じ?
JALの当日シルバー割引料金は、現在「当日シニア割引」という名称で提供されています。名称が変更されたのは、「シルバー」という表現が年齢を連想させるとの声を受けた配慮によるものです。割引の仕組み自体は基本的に引き継がれており、満65歳以上のJALマイレージバンク(JMB)会員またはJALカード会員が、搭乗日当日に限って購入できる割引運賃という点は変わりません。
検索する際に「シルバー割引」で調べる方がまだ多いのですが、JAL公式サイトでは「当日シニア割引」として掲載されています。どちらで検索しても同じ運賃のことを指していますので、混乱する必要はありません。以前からこの割引を使っていた方も、空港カウンターで「シルバー割引で」と言えば通じますのでご安心ください。
普通運賃と比べてどれくらい安い?割引率の目安
JAL当日シルバー割引料金は、普通運賃に対しておおむね50〜60%程度の割引率が設定されています。たとえば、普通運賃が約25,000円の路線であれば、当日シニア割引では約10,000〜13,000円前後で搭乗できるイメージです。路線距離が長いほど割引額も大きくなる傾向があり、東京〜沖縄間では1万円以上の差が出ることも珍しくありません。
ただし、この割引率は路線や時期によって変動します。繁忙期(年末年始・GW・お盆)は割引率がやや縮小し、閑散期には割引幅が広がる傾向があります。普通運賃そのものが時期によって変わるため、「常に同じ金額」ではない点に注意が必要です。具体的な金額はJAL公式サイトの運賃表で搭乗日ごとに確認するのが確実です。
片道ごとの料金設定——往復割引は適用されない
JAL当日シルバー割引料金は、片道(1区間)ごとに設定されています。往復で利用する場合も、行きと帰りをそれぞれ当日に購入する形になります。往復割引やパッケージツアーのような「往復セットでさらにお得」という仕組みはありません。
これは当日割引ならではの特性で、そもそも搭乗日当日にならないと予約・購入ができないため、帰りの便を事前に押さえることができません。「行きは当日シニア割引、帰りは先得で事前予約」という組み合わせも可能ですので、帰りの日程が決まっている場合は早めに先得を押さえておくほうが安くなるケースもあります。
| 路線 | 普通運賃(目安) | 当日シニア割引(目安) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 東京=大阪 | 約27,000円 | 約10,000〜13,000円 | 約14,000〜17,000円 |
| 東京=札幌 | 約39,000円 | 約14,000〜17,000円 | 約22,000〜25,000円 |
| 東京=福岡 | 約42,000円 | 約15,000〜18,000円 | 約24,000〜27,000円 |
| 東京=沖縄 | 約47,000円 | 約16,000〜20,000円 | 約27,000〜31,000円 |
| 大阪=札幌 | 約41,000円 | 約14,000〜18,000円 | 約23,000〜27,000円 |
※上記は通常期の目安です。繁忙期・閑散期や搭乗便によって変動します。最新の正確な金額はJAL公式サイトの運賃表をご確認ください。
JAL当日シルバー割引料金の対象者は?65歳からの利用条件を詳しく解説
満65歳以上であることが絶対条件——誕生日当日から使える
JAL当日シルバー割引料金を利用するための最も基本的な条件は、搭乗日時点で満65歳以上であることです。64歳の方は、たとえ翌月に65歳になるとしても利用できません。逆に、65歳の誕生日当日からすぐに利用可能です。
年齢確認は搭乗時に行われます。空港カウンターで購入する場合は、運転免許証やマイナンバーカードなど生年月日がわかる公的身分証明書の提示が必要です。Webで予約した場合も、搭乗時にランダムで年齢確認を求められることがありますので、身分証明書は必ず持参してください。「確認されなかったから大丈夫」と油断して年齢を偽ると、普通運賃との差額を請求される場合があります。
JMB会員またはJALカード会員であること——登録は無料でできる
65歳以上であっても、JALマイレージバンク(JMB)の会員またはJALカード会員でなければ当日シニア割引は利用できません。「会員登録が面倒」と感じる方もいるかもしれませんが、JMB会員の登録は無料で、JALの公式サイトから数分で完了します。
登録時に生年月日を正確に入力しておくことが重要です。この情報をもとにシステムが年齢を判定するため、誤った生年月日を登録していると予約画面に当日シニア割引が表示されません。すでにJMB会員だけれど当日シニア割引が表示されないという方は、登録情報の生年月日を確認してみてください。なお、JMB会員であれば搭乗ごとにマイルも貯まりますので、今後の旅行にも活用できます。
同行者は対象外——夫婦で使うにはそれぞれ会員登録が必要
当日シルバー割引料金が適用されるのは、条件を満たした本人のみです。65歳未満の配偶者や家族が一緒に搭乗する場合、同行者には当日シニア割引は適用されません。同行者は普通運賃や他の割引運賃を別途購入する必要があります。
ご夫婦で利用したい場合は、お二人ともJMB会員に登録し、それぞれの名前で予約を取る形になります。1人の会員番号で2名分の当日シニア割引を予約することはできません。旅行前にお互いの会員登録が済んでいるか確認しておくとスムーズです。なお、60歳〜64歳の方は当日シニア割引の対象外ですが、JALには他にも割引運賃がありますので後ほどご紹介します。
「65歳以上なら誰でも使える」と思い込み、JMB会員登録をせずに空港カウンターへ向かってしまうケースがあります。カウンターでその場で入会手続きができる場合もありますが、混雑時は時間がかかり、希望の便に間に合わないことも。出発前日までにJMB会員登録を済ませ、お客さま情報(生年月日)が正しく反映されているか確認しておきましょう。
JAL当日シルバー割引料金の予約から搭乗までの流れ|当日0時スタート
予約開始は搭乗日当日の午前0時——深夜のアクセスがカギ
JAL当日シルバー割引料金の予約は、搭乗日当日の午前0時に開始されます。つまり、前日までは予約できません。午前0時ちょうどにJAL公式サイトまたはJALアプリで空席を検索し、空きがあれば購入する仕組みです。
人気路線や連休初日の便は、午前0時の予約開始直後に満席になることもあります。確実に席を確保したい場合は、午前0時の少し前からスマートフォンやパソコンで待機し、予約開始と同時にアクセスするのがコツです。ただし、システムメンテナンスで午前0時〜0時30分頃まで利用できない日もありますので、前日のうちにJAL公式サイトのお知らせを確認しておくと安心です。
Webでの予約手順——JAL公式サイトとアプリの操作方法
JAL公式サイトから予約する場合は、トップページの「国内線」→「航空券予約」に進み、出発地・到着地・搭乗日を入力して検索します。このとき、運賃タイプの選択画面で「当日シニア割引」を選んでください。JMB会員としてログインした状態であれば、65歳以上の方には自動的に当日シニア割引の運賃が表示されます。
注意点として、当日シニア割引は「片道(1区間)」ずつしか検索できません。往復や複数都市での検索を選ぶとエラーになりますので、必ず片道検索を行ってください。JALアプリでも同様の手順で予約できますが、スマートフォンの操作に不安がある方は、パソコンの大きな画面のほうが見やすいでしょう。
空港カウンターでの購入——出発20分前までに手続きを
Web操作が苦手な方は、出発空港のJAL国内線カウンターで直接購入することもできます。カウンターでの購入も搭乗日当日のみで、出発時刻の20分前までに手続きを完了する必要があります。
カウンターでは公的身分証明書(運転免許証、マイナンバーカードなど)とJMBカードまたはJALカードを提示します。支払いは現金またはクレジットカードが利用できます。繁忙期のカウンターは長蛇の列になることもありますので、余裕を持って空港に到着することをおすすめします。搭乗の1時間半〜2時間前に空港に着いておくと安心です。
- Step1: JMB会員登録を済ませ、生年月日が正しく登録されているか確認する
- Step2: 搭乗日当日の午前0時以降にJAL公式サイト・アプリで片道検索し、当日シニア割引を選択して購入する
- Step3: 出発時刻の20分前までに空港の保安検査場を通過する(身分証明書を忘れずに携帯)
購入後の変更・キャンセルはできる?払い戻し手数料に要注意
JAL当日シニア割引で購入した航空券は、予約の変更ができません。便の変更をしたい場合は、一度払い戻しをしてから新たに購入し直す必要があります。払い戻しには手数料がかかり、運賃の約50%が取消手数料として差し引かれます。
たとえば12,000円で購入した場合、取消手数料は約6,000円、払戻手数料440円と合わせると、手元に戻るのは5,500円程度です。「やっぱり次の便に変えたい」となった場合は、新規に購入し直すことになるため、費用が二重にかかる可能性があります。体調に不安がある場合や天候が心配なときは、当日シニア割引ではなくキャンセル条件の緩い運賃を選ぶほうが安心です。
JAL当日シルバー割引料金と他の割引運賃を徹底比較|どれが一番お得?
先得・スーパー先得との比較——早めに予定が決まっているなら先得が安い
JALの「先得」は搭乗日の28日前まで、「スーパー先得」は55日前までに予約すると適用される早期割引運賃です。割引率は先得で約40〜60%、スーパー先得で約55〜75%と、当日シニア割引と同等かそれ以上の割引率になることがあります。
旅行の日程が決まっている場合は、先得やスーパー先得のほうが安くなるケースが多いです。たとえば東京〜福岡間では、スーパー先得なら約9,000〜12,000円で購入できることもあり、当日シニア割引の約15,000〜18,000円より安くなります。ただし先得は変更不可、キャンセル時の手数料も高めです。「旅行の予定が変わるかもしれない」という方は、当日シニア割引で当日の状況を見て判断するほうが柔軟性があります。
特便割引との比較——前日まで予約できる中間的選択肢
JALの「特便割引」は、搭乗日の前日までに予約できる割引運賃です。割引率は約20〜40%で、先得ほどは安くありませんが、前日まで予約できる柔軟さがあります。当日シニア割引と比較すると、特便割引のほうが高い場合が多いです。
ただし、特便割引は65歳未満の方も利用できるため、ご夫婦で旅行する際に「65歳以上の方は当日シニア割引、65歳未満の方は特便割引」と使い分けるケースがあります。この場合、トータルの旅費を比較検討してから決めるのが賢明です。搭乗日が近づくにつれて特便割引の空席がなくなることもありますので、65歳未満の同行者分は早めに押さえておきましょう。
株主優待割引との比較——金券ショップで優待券を買う裏ワザ
JAL株主優待割引は、普通運賃から50%割引になる運賃です。JALの株主でなくても、金券ショップやネットオークションで株主優待券を1枚2,000〜5,000円程度で購入すれば利用できます。年齢制限がないため、65歳未満の同行者にも使えるのがメリットです。
当日シニア割引と株主優待割引の料金を比較すると、路線によって逆転することがあります。株主優待割引は普通運賃の50%引きが基本ですが、当日シニア割引は路線ごとに定額で設定されているため、普通運賃が高い路線ほど当日シニア割引のほうがお得になる傾向があります。逆に、普通運賃が比較的安い短距離路線では、株主優待割引のほうが安くなることもあります。
| 当日シニア割引のメリット | 当日シニア割引のデメリット |
|---|---|
| 事前予約不要、当日の体調や天気で判断できる 普通運賃の50〜60%引きで利用可能 JMB会員登録は無料でマイルも貯まる Web・カウンターどちらでも購入可 |
当日しか予約できず席の保証がない 予約変更不可、払い戻し手数料が高い 65歳以上のJMB/JALカード会員限定 繁忙期は空席がないことも多い |
意外と知らない?JAL当日シルバー割引料金が使える路線と使えない路線

JALが運航する国内線全路線が原則対象——ただし例外あり
JAL当日シルバー割引料金は、JALグループが運航する国内線のほぼすべての路線で利用できます。東京(羽田)発着の主要路線はもちろん、地方空港同士を結ぶ路線でも対象になります。コードシェア便(他社運航便にJAL便名がついている便)は対象外の場合がありますので、予約時に運航会社を確認してください。
また、JALグループにはジェイエア(J-AIR)、日本エアコミューター(JAC)、琉球エアーコミューター(RAC)などの子会社がありますが、これらの運航便でもJAL便名で販売されているものは当日シニア割引の対象です。離島路線なども含まれるため、鹿児島〜屋久島や沖縄〜宮古島といった路線でも利用できます。
国際線には使えない——海外旅行は別の割引を探そう
当日シニア割引は国内線専用の運賃です。JALの国際線には適用されません。海外旅行でシニア向けの割引を探す場合は、旅行会社のシニアツアーや、JALの国際線セール運賃を利用するほうが現実的です。
ただし、国内線と国際線を乗り継ぐ場合、国内線区間だけ当日シニア割引を使うことは可能です。たとえば地方空港から羽田まで当日シニア割引で移動し、羽田から海外へ国際線で出発するという使い方です。この場合、国内線と国際線は別々に予約する必要があります。乗り継ぎ時間には余裕を持たせてください。
実は離島路線がお得——普通運賃が高い路線ほど割引効果が大きい
意外と知られていないのが、離島路線での当日シニア割引のお得感です。離島路線は距離の割に普通運賃が高めに設定されていることが多く、当日シニア割引を使うと割引額が大きくなります。たとえば鹿児島〜奄美大島間は普通運賃が約28,000円のところ、当日シニア割引では約10,000〜13,000円程度になることがあります。
退職後に離島めぐりを楽しむシニアの方が増えていますが、「離島は交通費が高い」と諦める前に、当日シニア割引の料金を確認してみることをおすすめします。ただし離島路線は便数が少なく、当日に空席がない可能性も高いため、閑散期を狙うのがコツです。
旅行先を決めるとき、「行きたい場所」だけでなく「当日シニア割引でどこが安いか」から逆算するのもひとつの方法です。JAL公式サイトの運賃カレンダーで各路線の当日シニア割引料金を眺めてみると、思いがけず安い路線が見つかることがあります。「今月は沖縄が安い」「来月は札幌がお得」と、料金ベースで旅先を選ぶのも、時間に余裕のあるシニア世代ならではの楽しみ方です。
JAL当日シルバー割引料金で失敗しないための注意点|知らないと損する5つの落とし穴
空席がなければ使えない——繁忙期の「当日」は要注意
当日シニア割引の最大のリスクは、「当日に空席がなければ搭乗できない」という点です。この運賃は空席がある場合にのみ販売されるため、満席の便では利用できません。特にお盆、年末年始、ゴールデンウィークなどの繁忙期は、午前0時の予約開始直後に全便満席になることもあります。
「確実に乗りたい日」がある場合は、当日シニア割引に頼らず、先得や特便割引を事前に予約しておくのが無難です。当日シニア割引は「乗れたらラッキー」くらいの気持ちで利用するか、日程に融通が利く旅行で使うのがベストです。帰省や冠婚葬祭など「必ずこの日に移動しなければならない」場面では避けたほうが安心です。
搭乗時に年齢確認できないと普通運賃を請求される
当日シニア割引で搭乗する際、空港で年齢確認を求められることがあります。このとき生年月日が確認できる公的身分証明書を提示できないと、普通運賃との差額を請求される可能性があります。運転免許証を返納済みの方は、マイナンバーカードや健康保険証(顔写真付きの身分証が望ましい)を持参してください。
以前、「免許を返納したから身分証がない」という方が搭乗時にトラブルになったという話を聞くことがあります。運転免許証を返納した際に交付される「運転経歴証明書」も身分証として使えますので、忘れずに取得しておきましょう。マイナンバーカードがあれば最も確実です。
座席指定は搭乗手続き時——希望の席が取れないことも
当日シニア割引では、事前の座席指定に制限がかかる場合があります。Web予約時に座席指定ができることもありますが、空席状況によっては搭乗手続き時に割り当てられる形になります。窓側や通路側の希望がある場合は、なるべく早い時間に予約・手続きを済ませましょう。
足腰に不安がある方や、トイレに近い席を希望する方は、搭乗手続きの際にカウンタースタッフに相談すると配慮してもらえることがあります。ただし繁忙期は難しい場合もありますので、座席位置にこだわりがある方は、先得など事前予約可能な運賃で早めに好みの席を押さえるほうが確実です。
当日シニア割引で搭乗した場合のマイル積算率は区間マイルの75%です。普通運賃(100%)に比べると低くなりますが、先得の一部運賃(75%)と同等です。「マイルが全然貯まらない」と心配される方もいますが、割引率を考えると十分なマイル還元率といえます。なお、JALカードで支払えばショッピングマイルも別途加算されます。
台風・欠航時の振替対応——当日運賃ならではの注意点
台風や大雪で欠航になった場合、当日シニア割引で購入した航空券は全額払い戻しが可能です。この点は他の運賃と同じで、天候事由による欠航では取消手数料はかかりません。翌日以降の便への振替も無料で対応してもらえます。
ただし、振替便に空席がない場合は搭乗できません。台風シーズンの旅行では、欠航リスクと振替の難しさを考慮して、当日シニア割引だけに頼らない計画を立てておくことが大切です。旅行保険への加入も検討してみてください。
ANAシニア空割との違いを比較|JAL当日シルバー割引料金とどちらがお得?
ANAの「スマートシニア空割」とJAL「当日シニア割引」の条件比較
JALのライバルであるANAにも、シニア向けの当日割引運賃があります。ANAでは「スマートシニア空割」という名称で、満65歳以上のANAマイレージクラブ会員が搭乗日当日に購入できる運賃です。基本的な仕組みはJALの当日シニア割引とほぼ同じで、対象年齢・予約タイミング・購入方法に大きな違いはありません。
両社の違いが出るのは、路線ごとの料金設定と就航路線です。JALとANAで同じ路線を運航している場合、当日シニア割引の料金が数百円〜数千円異なることがあります。両社のサイトで料金を比較してから購入するのが賢明ですが、数百円の差であれば、マイルの貯まっているほうの航空会社を選ぶのも一つの考え方です。
JALにしかない路線・ANAにしかない路線を確認しよう
JALとANAでは就航路線が異なります。たとえば、JALは奄美群島や沖縄の離島路線に強く、ANAは北海道のローカル路線に強いといった特徴があります。目的地によっては「JALしか飛んでいない」「ANAしか飛んでいない」というケースもありますので、まず就航路線を確認してから料金を比較しましょう。
両社が就航している路線では、便数にも差があります。便数が多い航空会社のほうが、当日シニア割引で空席を見つけやすくなります。東京〜大阪間はJAL・ANAともに便数が多いため空席を見つけやすいですが、地方路線では片方の航空会社しか飛んでいないことも珍しくありません。
両方のマイレージ会員になっておくのが正解
結論から言えば、JALのJMB会員とANAのマイレージクラブ会員の両方に登録しておくのがおすすめです。どちらも年会費無料で登録できますし、当日の料金を比較して安いほうを選べるようになります。
「マイルが分散するのでは」と心配する方もいますが、当日シニア割引をメインに使う場合、そもそも搭乗頻度が月1〜2回程度なら、どちらの航空会社に寄せてもステータス獲得は難しいです。それよりも「当日に安い方を選べる」柔軟性のほうが実利は大きいでしょう。ただし、すでにどちらかの上級会員(JGPやSFC)をお持ちの場合は、ラウンジ利用や優先搭乗の特典がありますので、その航空会社を優先するのが合理的です。
- ☑ JAL・ANA両方のマイレージ会員に無料登録した
- ☐ 目的地にJAL・ANAどちらが就航しているか確認した
- ☐ 搭乗日当日に両社の料金を比較した
- ☐ マイル残高が多いほうの航空会社を優先するか検討した
- ☐ 上級会員資格があればその航空会社を優先する
JAL当日シルバー割引料金をもっとお得に使う裏ワザ|賢い活用術3選
閑散期×平日の組み合わせで空席率アップ——火曜・水曜が狙い目
当日シニア割引を確実に使うには、空席を見つけやすい日を選ぶことが重要です。一般的に、航空便の空席率が高いのは火曜日と水曜日です。ビジネス客が少なく、観光需要も落ち着くため、当日シニア割引の空席が残りやすくなります。
さらに、1月中旬〜2月、4月上旬〜下旬、6月、9月下旬〜10月といった閑散期を狙うと、繁忙期に比べて格段に席を取りやすくなります。定年退職後で平日に自由が利く方は、この「閑散期の平日」を意識するだけで、当日シニア割引をストレスなく利用できるはずです。逆に金曜夕方や月曜朝の便はビジネス客で混みますので避けましょう。
JALカードで支払えばマイルが2倍——ショッピングマイルの上乗せ
当日シニア割引の料金をJALカードで支払うと、搭乗マイルに加えてショッピングマイルも貯まります。JALカード(CLUB-Aカード以上)なら100円につき1マイル、ショッピングマイル・プレミアム(年会費4,950円)に加入していれば100円につき2マイルが加算されます。
たとえば当日シニア割引で15,000円の航空券を購入した場合、搭乗マイル(区間マイルの75%)に加えて、ショッピングマイルが150〜300マイル加算されます。年間10回搭乗すれば、ショッピングマイルだけで1,500〜3,000マイルになります。塵も積もれば、特典航空券に交換できるマイル数に近づきます。
「乗り継ぎ割引」は適用外——直行便がない場合の裏ルート
当日シニア割引には、JALの「乗継割引」は適用されません。地方空港から別の地方空港へ、羽田を経由して移動する場合、2区間それぞれに当日シニア割引を適用することはできますが、乗継割引による追加の割引は受けられません。
ただし、2区間ともに当日シニア割引の対象ですので、普通運賃で乗り継ぐよりは大幅に安くなります。たとえば札幌→羽田→福岡と移動する場合、普通運賃なら合計約80,000円のところ、当日シニア割引2区間で約30,000〜35,000円程度に収まる計算です。乗り継ぎの場合は、前後の便の空席を事前に確認し、乗り継ぎ時間に余裕を持たせてください。
当日シニア割引を使い慣れてくると、「まず空席を確認してから旅行を決める」というスタイルが身につきます。朝起きて天気がよければJALのサイトで空席を確認し、席があれば即予約して日帰り旅行や1泊旅行に出かける——そんな身軽な旅が、当日シニア割引の本来の楽しみ方です。「いつでも飛び立てる」という選択肢があるだけで、日常がちょっと豊かになります。
まとめ|JAL当日シルバー割引料金を賢く活用して、お得な空の旅を楽しもう
JAL当日シルバー割引料金(現・当日シニア割引)は、満65歳以上のJMB会員・JALカード会員が搭乗日当日に購入できる特別運賃で、普通運賃と比べて50〜60%もお得になります。名称は「シルバー割引」から「シニア割引」に変わりましたが、制度の中身は基本的に同じですので安心してください。事前予約が不要で、当日の体調や天候を見て判断できる柔軟さが最大の魅力です。
この記事のポイントを整理します。
- JAL当日シルバー割引料金は、満65歳以上のJMB会員またはJALカード会員が対象
- 予約は搭乗日当日の午前0時から出発20分前まで、JAL公式サイト・アプリまたは空港カウンターで購入可能
- 料金は路線や時期で変動するが、東京〜大阪なら約10,000〜13,000円、東京〜沖縄なら約16,000〜20,000円が目安
- 先得やスーパー先得は当日シニア割引より安い場合があるが、事前予約が必要で変更不可
- ANAにも「スマートシニア空割」があるため、両方の会員に登録して当日料金を比較するのがおすすめ
- 空席がないと使えないため、繁忙期や必ず乗りたい便は先得での事前予約が安心
- 閑散期の平日(火曜・水曜)が空席を見つけやすく、JALカード支払いでマイルも効率的に貯まる
まずは、JALマイレージバンクの無料会員登録を済ませることが最初の一歩です。登録は5分ほどで完了しますし、登録するだけで搭乗のたびにマイルが貯まるようになります。次の旅行の予定がなくても、65歳以上であれば登録しておいて損はありません。ふと「どこかへ行きたいな」と思い立った朝に、JALのサイトで空席を検索してみてください。当日シニア割引という心強い選択肢が、きっとあなたの旅を後押ししてくれます。
※各路線の料金は時期や便によって変動します。最新の正確な金額はJAL公式サイトの当日シニア割引ページでご確認ください。

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