「あの人、食べるときクチャクチャ音がして気になる……」。食事の場で、そんな経験をしたことはないでしょうか。あるいは、ご家族から「あなた、食べ方がうるさいよ」と指摘されてドキッとした方もいるかもしれません。いわゆる「クチャラー」と呼ばれる咀嚼音の問題は、本人が気づきにくいうえに周囲はなかなか言い出せないという厄介さがあります。
結論から申し上げると、クチャラーの原因は口呼吸・歯並び・食べ方の癖など複数あり、原因に合った対策をとれば改善できるケースがほとんどです。「生まれつきだから仕方ない」と諦める必要はありません。
・クチャラーになる7つの原因と、それぞれのメカニズム
・自分で今日からできる咀嚼音の改善トレーニング
・本人が気づけない理由と、セルフチェックの方法
・家族や同僚にクチャラーがいる場合の上手な伝え方
この記事では、クチャラーの原因を医学的・習慣的な視点から整理し、原因別の直し方から周囲への伝え方まで、まとめてお伝えします。食事の時間をもっと気持ちよく過ごすためのヒントとして、ぜひ最後までお読みください。
クチャラーとは?くちゃくちゃ音が気になる理由と周囲のホンネ
「クチャラー」の意味と、なぜこれほど嫌われるのか
クチャラーとは、食事中に口を開けたまま咀嚼し「クチャクチャ」と音を立てて食べる人を指すネットスラングです。もともとインターネット上の掲示板やSNSで使われ始めた言葉ですが、今では日常会話でも通じるほど定着しました。
なぜここまで嫌がられるのかというと、咀嚼音は人間の脳が「不快」と判定しやすい音の一つだからです。2017年にイギリス・ニューカッスル大学が発表した研究では、咀嚼音や呼吸音など人体から出る音に対して強い嫌悪感を示す「ミソフォニア(音嫌悪症)」という症状が報告されています。ミソフォニアまでいかなくても、食事中の音は多くの人にとって生理的な不快感を覚えやすい音です。
日本では「口を閉じて食べる」が基本的な食事マナーとして教えられるため、クチャクチャ音はマナー違反という意識も重なり、余計に気になりやすいのです。ただし、東南アジアなど一部の文化圏では咀嚼音を気にしない場合もあり、文化差があることも知っておくとよいでしょう。
周囲の人はどう感じている?言えない本音と我慢のストレス
あるマナーに関する意識調査では、「食事中に最も気になる他人のマナー」として「咀嚼音」が上位にランクインしています。しかし実際に本人に指摘できるかというと、「言えない」と答えた人が約7割に達するというデータもあります。
なぜ言えないかといえば、「食べ方を指摘するのは失礼かもしれない」「傷つけたくない」「人間関係が壊れるのが怖い」という心理が働くからです。特に職場の同僚や義理の親に対しては、ほぼ100%に近い人が「我慢している」と答えるほどです。
しかし我慢する側のストレスは相当なもので、「一緒に食事をしたくなくなった」「ランチの誘いを断るようになった」という声も少なくありません。つまりクチャラーの問題は、本人のマナーだけでなく、周囲の人間関係にまで影響を及ぼすのです。
注意したいのは、指摘された側も悪気があるわけではないケースがほとんどだということ。自分では音を出しているつもりがなく、言われて初めて「え、そうだったの?」と驚く方が大半です。だからこそ、原因を知り、具体的な改善方法を理解することが大切になります。
日本と海外で違う?咀嚼音に対するマナー感覚の差
日本では「口を閉じて静かに食べる」のが当然のマナーとされていますが、世界を見渡すと事情は異なります。たとえば韓国では、麺料理をすする音はむしろ「おいしく食べている証拠」として許容される場面があります。中国の一部地域でも、食事の音を細かく気にする文化はそこまで強くありません。
こうした背景があるため、外国出身のご家族やご近所さんが「クチャクチャ食べている」ように見えても、悪気ではなく文化の違いである可能性があります。逆に、日本人が海外で麺をすする音を「マナー違反」と見なされることもあります。
ただし、国際的なビジネスの場やフォーマルな食事会では、口を閉じて食べるのがグローバルスタンダードになりつつあります。国内で暮らす分にも、やはり「静かに食べる」ことを意識しておいて損はないでしょう。文化差を理解しつつ、日本で暮らすうえでは咀嚼音に配慮できると、食事の場がお互いに心地よくなります。
クチャラーの原因は大きく7つ|口呼吸・歯並び・食べ方の癖を総まとめ
原因1:口呼吸の習慣化で口が開いたまま噛んでしまう
クチャラーの原因として最も多いのが、口呼吸の習慣化です。鼻で呼吸せず口で息をする癖がある人は、食事中にも口が自然と開いてしまい、咀嚼音が外に漏れやすくなります。
口呼吸になる背景としては、慢性的な鼻づまり(アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎など)が大きな割合を占めます。日本人の約4割が何らかのアレルギー性鼻炎を持っているとされ、花粉症の時期だけ口呼吸になるという「季節性クチャラー」のパターンもあります。
口呼吸を長年続けていると口周りの筋肉(口輪筋)が弱くなり、意識しても口を閉じ続けるのが難しくなります。子どもの頃からの習慣の場合は特に、大人になっても無意識のうちに口が開いていることがあるのです。
気をつけたいのは、「鼻がつまっているわけでもないのに口呼吸をしている」ケースです。これは幼少期からの癖が定着してしまったパターンで、自覚がないぶん改善にも時間がかかります。まずは普段の呼吸が口か鼻か、意識してみることが第一歩です。
原因2:歯並び・噛み合わせの問題で口を閉じにくい
出っ歯(上顎前突)や受け口(下顎前突)、開咬(奥歯を噛み合わせても前歯が閉じない状態)など、歯並びや噛み合わせに問題があると、物理的に口を閉じたまま咀嚼するのが難しくなります。
歯科矯正の専門クリニックによると、咀嚼音の相談で来院する患者のうち約3割が噛み合わせの問題を抱えているというデータがあります。特に開咬の場合は前歯で食べ物を噛み切れないため、横や前に口を開けて食べる癖がつきやすく、音が出やすくなります。
この場合、「口を閉じて食べなさい」と言われても本人の努力だけでは限界があります。歯列矯正によって噛み合わせを整えることで、結果的に咀嚼音も改善されるケースが多いです。矯正治療は大人になってからでも可能で、マウスピース矯正なら目立ちにくいため、50代以降で始める方も増えています。
注意点として、歯並びの問題を放置すると咀嚼音だけでなく、消化不良や顎関節症のリスクも高まります。「音が気になる」をきっかけに歯科で噛み合わせをチェックしてもらうのは、健康面からも意味のあることです。
原因3:舌の使い方と口周りの筋力不足
食べ物を口の中で処理するとき、舌は食べ物を歯の上に運び、噛んだものをまとめて飲み込む――という複雑な動きをしています。この舌の動きがうまくいかないと、食べ物が口の中で散らばり、結果的に口を開けて食べるような形になって音が出ます。
舌の癖として代表的なのが「舌突出癖(ぜつとっしゅつへき)」で、飲み込むときに舌を前歯の裏に強く押しつけたり、舌を前に突き出す動きです。この癖があると、食事中にも舌が前方に出やすく、口が閉じにくくなります。小児期に多い癖ですが、大人でも残っていることがあります。
また、加齢によって口周りの筋肉や舌の筋力が低下する「オーラルフレイル」も、シニア世代のクチャラーの原因として見過ごせません。厚生労働省も近年、口腔機能の低下がフレイル(虚弱)の入り口になると注意喚起しています。食べ物がこぼれやすくなった、むせやすくなったという方は、口周りの筋力低下が始まているサインかもしれません。
例外として、舌小帯短縮症(舌の裏の筋が短い状態)がある場合は、舌の可動域が制限されるため、手術が必要なこともあります。気になる方は歯科口腔外科で相談してみてください。
| 原因 | 推定割合 | 改善しやすさ |
|---|---|---|
| 口呼吸の習慣化 | 約35% | ★★★★☆ |
| 歯並び・噛み合わせ | 約20% | ★★★☆☆ |
| 舌の癖・口周り筋力不足 | 約15% | ★★★★☆ |
| 食べ方の癖(頬張り・姿勢) | 約15% | ★★★★★ |
| 顎関節の問題 | 約5% | ★★☆☆☆ |
| 心理的要因・ストレス | 約5% | ★★★☆☆ |
| 複合要因(複数が重なる) | 約5% | ★★☆☆☆ |
原因4~7:食べ方の癖・顎関節・心理的要因・複合ケース
口呼吸や歯並び以外にも、クチャラーの原因は複数あります。まず食べ方の癖として、「一度に大量に頬張る」「前歯で噛む」「猫背で食べる」といった習慣は、咀嚼音を大きくする直接的な原因です。一口の量が多いと口が閉じきれず、前歯で噛むと口が前方に開き、猫背だと顎が前に出て口が開きやすくなります。
顎関節症や顎の構造的な問題がある場合、口を大きく開けにくい、あるいは逆に閉じにくいという状態が起こり、食事の音に影響します。顎関節症は20~30代の女性に多いとされますが、50代以降で発症するケースもあり、「最近急にクチャクチャ音がするようになった」という場合は顎の問題を疑ってみてもよいでしょう。
意外と知られていないのが心理的な要因です。ストレスや緊張が強い場面で無意識に早食いになったり、食事に集中できず口が開きやすくなることがあります。認知症の初期段階で、以前はなかった咀嚼音が出始めるケースも報告されており、急な変化があった場合は注意が必要です。
注意したいのは、これらの原因が単独ではなく複合的に重なるケースも少なくないということ。「口呼吸+猫背+一口が大きい」のように複数が組み合わさると、一つだけ直しても改善を実感しにくいことがあります。自分の原因を正確に把握することが、遠回りに見えて最も確実な近道です。
口呼吸がクチャラーの原因になるメカニズムと鼻呼吸への切り替え方
なぜ口呼吸だと咀嚼音が漏れるのか|口の中の空気の流れ
口を閉じて食べているとき、口の中は密閉空間になっています。食べ物を噛む音は発生していますが、口が閉じているため外には漏れません。ところが口呼吸の人は、咀嚼中にも息を吸うために口を開ける瞬間があり、そのたびに「クチャッ」という音が外に出てしまうのです。
さらに、口呼吸が習慣化すると口の中が乾燥しやすくなります。唾液が減ると食べ物がまとまりにくくなり、口の中で食べ物が散らばります。散らばった食べ物を処理するために舌が余計に動き、粘着質な音が出やすくなるという悪循環に陥ります。
歯科医師の解説によると、口呼吸の人は安静時に舌が下顎に落ちた「低位舌」の状態になりやすく、この舌の位置が食事中の咀嚼音にも影響するとされています。正常な舌の位置は上顎(口蓋)に軽くついている状態ですが、口呼吸の人はこの位置をキープできません。
注意すべきは、自分が口呼吸かどうかは意外とわかりにくいということです。「朝起きたとき口が乾いている」「気づくと口が半開きになっている」「唇が荒れやすい」などの兆候があれば、口呼吸をしている可能性があります。
鼻づまりの根本治療|耳鼻科で相談すべきケース
口呼吸の原因が鼻づまりにあるなら、まずは耳鼻咽喉科で原因を調べてもらうのが先決です。「鼻がつまっているから口で呼吸するしかない」という状態では、どれだけ意識しても口を閉じて食べるのは困難です。
鼻づまりの主な原因としては、アレルギー性鼻炎(スギ花粉・ダニ・ハウスダストなど)、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)、鼻中隔弯曲症(鼻の仕切りが曲がっている)などがあります。アレルギー性鼻炎は内服薬や点鼻薬で改善することが多く、鼻中隔弯曲症は症状がひどければ手術で対応できます。
近年注目されている舌下免疫療法は、スギ花粉やダニアレルギーに対して3年以上かけて体質改善を図る治療法で、保険適用で月1,000~2,000円程度(3割負担)で受けられます。根本的にアレルギーを改善できる可能性があるため、花粉症で毎年口呼吸になるという方は検討してみるのもよいでしょう。
ただし、耳鼻科の治療はあくまで鼻づまりの解消が目的です。鼻が通るようになっても、長年の口呼吸の癖はすぐには直らないことが多いため、次に紹介する鼻呼吸のトレーニングと並行して取り組むことが大切です。
「鼻炎くらいで耳鼻科に行くのは大げさ」と思う方もいますが、慢性的な口呼吸は咀嚼音だけでなく、いびき・睡眠時無呼吸・口臭・虫歯リスクの増加にもつながります。「食べ方の音が気になる」を受診のきっかけにしてみてください。
あいうべ体操と口テープ|自宅でできる鼻呼吸トレーニング
鼻呼吸への切り替えに効果的なトレーニングとして、歯科や耳鼻科でもすすめられているのが「あいうべ体操」です。「あー」「いー」「うー」「べー」と大きく口を動かすだけのシンプルな体操ですが、口輪筋と舌の筋力を同時に鍛えることができます。
やり方は、1セット「あ→い→う→べ」を4秒かけてゆっくり行い、1日30セットが目安です。朝昼晩に10セットずつ分けると取り組みやすいでしょう。考案した福岡県のみらいクリニック院長・今井一彰医師によると、2~3か月継続すると口呼吸が改善する人が多いとのことです。
もう一つ注目されているのが、睡眠時に口に貼る「口テープ」です。薬局で500~1,000円程度で手に入るサージカルテープを、就寝前に唇の中央に縦に1本貼るだけ。口が自然と閉じた状態で眠ることで、鼻呼吸の習慣づけに役立ちます。
ただし、鼻が完全につまっている状態で口テープを使うのは危険ですので、必ず鼻で呼吸できることを確認してから使いましょう。また、口テープに不安がある方は、まず日中の意識的な鼻呼吸から始めてみてください。食事中だけでなく、テレビを見ているとき、本を読んでいるときに「今、口が開いていないかな」と確認する習慣をつけるだけでも変わってきます。
歯並び・噛み合わせが原因のクチャラーは矯正で改善できるのか
出っ歯・受け口・開咬──咀嚼音が出やすい歯並びの特徴
歯並びが原因で咀嚼音が出るケースには、いくつかのパターンがあります。まず出っ歯(上顎前突)は、上の前歯が前方に突出しているため、唇が自然に閉じにくい状態です。食事中に口を閉じようとしても前歯が邪魔をして、どうしても隙間ができてしまいます。
受け口(下顎前突・反対咬合)は、下の前歯が上の前歯より前に出ている状態です。この場合、上下の歯が正常に噛み合わないため食べ物をすりつぶす効率が悪く、口の中で食べ物を何度も移動させる動きが増えて音が出やすくなります。東京八重洲矯正歯科によると、受け口の人は正常な噛み合わせの人と比べて咀嚼回数が1.3~1.5倍になることもあるそうです。
最も咀嚼音との関連が深いのが開咬(オープンバイト)です。奥歯を噛んでも前歯が上下で接触しない状態で、前歯で食べ物を噛み切れません。そのため口を横に大きく開けて奥歯で噛む動きが必要になり、構造的に口を閉じたまま食べるのが困難です。
注意してほしいのは、歯並びの問題は「見た目ではわかりにくい」場合もあるということ。一見きれいな歯並びでも、奥歯の噛み合わせがずれていると咀嚼音の原因になります。「歯並びは悪くないのにクチャクチャ音がする」という方は、歯科で噛み合わせの検査を受けてみる価値があります。
大人の歯列矯正にかかる費用・期間・選択肢
「歯列矯正は子どものうちにやるもの」というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、大人になってからでも矯正治療は可能です。実際、日本矯正歯科学会によると矯正患者の約3割が成人で、60代で始める方も珍しくありません。
矯正の選択肢と費用の目安は以下のとおりです。ワイヤー矯正(表側)は70万~100万円程度で治療期間は1.5~3年、裏側矯正は100万~150万円で同程度、マウスピース矯正(インビザラインなど)は80万~120万円で1~2.5年が目安です。いずれも基本的に保険適用外ですが、医療費控除の対象にはなります。
50代以降の矯正で気をつけたいのは、歯周病のリスクです。歯を支える骨(歯槽骨)が減っていると矯正力に耐えられない場合があるため、矯正前に歯周病の治療を完了させる必要があります。また、矯正中は歯磨きがしにくくなるため、歯周ケアをいつも以上に丁寧に行うことが求められます。
まずは矯正歯科の無料相談を利用して、自分の噛み合わせが咀嚼音にどの程度影響しているかを専門家に診てもらうのがおすすめです。矯正せずとも、噛み合わせを微調整する「咬合調整」だけで改善するケースもあります。
矯正以外の選択肢|咬合調整・補綴で音が減るケース
歯列矯正は時間も費用もかかるため、すべての人に向いているわけではありません。噛み合わせの問題が軽度であれば、歯を少し削って噛み合わせを整える「咬合調整」で改善することもあります。これは保険適用の範囲内で行えることが多く、費用は数千円程度です。
また、歯を失ったまま放置していると、残った歯が移動して噛み合わせが崩れ、咀嚼音の原因になることがあります。この場合はブリッジや入れ歯、インプラントなどの補綴(ほてつ)治療で失った歯を補うことが、咀嚼音の改善につながります。
入れ歯を使っている方で「入れ歯にしてからクチャクチャ音がするようになった」という声もよく聞きます。入れ歯が合っていないと、食事中に入れ歯がずれたり浮いたりして音が出ます。定期的な調整や、場合によっては作り直しで改善できますので、かかりつけの歯科医に相談してみてください。
歯科治療は「咀嚼音を直すため」だけに行くのは気が引けるかもしれませんが、噛み合わせの改善は食事のしやすさ、消化吸収、顎の健康など全身の健康に好影響を与えます。咀嚼音をきっかけに口腔環境を見直すのは、前向きな判断です。
歯科の初診では「咀嚼音が気になる」と正直に伝えてみてください。歯科医師は噛み合わせのプロですので、原因が歯並びにあるのか、それとも食べ方の癖なのかを客観的に判断してくれます。「こんなことで来ていいのかな」と遠慮する必要はまったくありません。
食べ方の癖が原因のクチャラーを自分で直す5つのトレーニング
一口の量を減らすだけで音は半減する|適量の目安と意識のコツ
クチャラーの原因が食べ方の癖にある場合、最も即効性があるのが「一口の量を減らす」ことです。口の中がいっぱいになると唇が閉じきれず、どうしても音が出てしまいます。適量の目安は、口に入れたときに唇が自然と閉じられる量。具体的には、今の一口の量を半分にしてみてください。
意識するコツは「箸で持ち上げる量」をコントロールすることです。大きな具材は箸で一口大に切り分けてから口に運ぶ、ごはんは茶碗から一回でごっそり取らず少量ずつすくうようにするだけで、自然と一口のサイズが小さくなります。
特にカレーライスや丼物のように、スプーンや箸で大量にすくいやすい料理は要注意です。「スプーンの3分の1くらい」を意識するだけでも、かなり違います。また、パンをちぎらずに大きいまま噛みつく食べ方も音が出やすいので、一口サイズにちぎってから口に入れましょう。
注意点として、一口の量を減らすと最初は「食べるのが遅くなった」と感じるかもしれませんが、実はよく噛んで食べることで満腹感を得やすくなり、食べすぎ防止にもつながります。咀嚼音の改善と健康的な食習慣が一石二鳥で手に入るのです。
「奥歯で噛む」を意識するだけで変わる理由
前歯で噛む癖がある人は、食べ物を噛むたびに口が前方に開きやすく、音が出やすくなります。これを改善するには、食べ物を口に入れたら「奥歯(臼歯)の上に舌で移動させてから噛む」ことを意識しましょう。
なぜ奥歯で噛むと音が出にくいのかというと、奥歯は口の奥にあるため、噛んでいるときに唇が自然と閉じやすい構造になっているからです。前歯で噛むと口角が横に引っ張られ、唇の合わせ目に隙間ができます。奥歯で噛めば、口の前方は閉じたまま安定します。
練習方法としては、食事の最初の3口だけ「奥歯で噛む」を意識するところから始めてみてください。全食事を通じて意識し続けるのは大変ですが、最初の3口だけなら無理なく続けられます。それが習慣になったら、5口、10口と増やしていけばよいのです。
ただし、奥歯が欠損していたり、奥歯に痛みがある場合は、無理に奥歯で噛もうとせず、まず歯科治療を優先してください。痛みをかばって変な噛み方をすると、顎関節に負担がかかって新たな問題を引き起こすことがあります。
食事中の姿勢で咀嚼音が変わる|背筋・足・テーブルの高さ
「姿勢と咀嚼音にどんな関係があるの?」と不思議に思うかもしれませんが、実は姿勢は食べ方に大きく影響します。猫背で食べると顎が前に突き出し、口が閉じにくくなります。また、足が地面についていないと体が不安定になり、食べ物をこぼさないよう無意識に口を大きく開ける傾向があります。
理想的な食事姿勢は、椅子に深く座り、背筋を自然に伸ばし、足の裏が地面にしっかりついている状態です。テーブルの高さは肘を曲げたときに手がテーブルの上に自然に置ける程度(床から65~70cmが標準)が適切です。
ソファで食事をする習慣のある方は、体が沈み込んで猫背になりやすいため、できればダイニングテーブルでの食事に切り替えることをおすすめします。テレビを見ながらの食事も、画面に顔を向けるために顎の位置がずれ、咀嚼に影響することがあります。
シニア世代で椅子が高すぎて足がつかない場合は、足台を置くだけでも安定感が増し、食事姿勢が改善されます。100円ショップの踏み台で十分ですので、今日からでも試してみてください。
- Step1: 一口の量を今の半分に減らし、箸で小さくとる習慣をつける
- Step2: 食べ物を口に入れたら舌で奥歯の上に移動させてから噛む
- Step3: 背筋を伸ばし、足を床につけた状態で食事をする
- Step4: 口を閉じたまま左右の奥歯で均等に30回噛む(1口あたり)
- Step5: あいうべ体操を1日30セット継続し、口周りの筋力を鍛える
「30回噛む」を実践するコツと、噛む回数が音に影響する理由
「よく噛んで食べましょう」と昔から言われますが、実はよく噛むことと咀嚼音の改善は直結しています。ゆっくり噛むと口を閉じる余裕が生まれ、慌てて食べるときのような「くちゃくちゃ」音が減るのです。
厚生労働省の「噛ミング30」運動でも推奨されているとおり、一口あたり30回噛むのが理想です。しかし実際にやってみると、30回はかなり多い。最初は「10回は口を閉じて噛む」からスタートし、慣れてきたら15回、20回と増やしていくと無理なく続けられます。
コツは「数える」のではなく「食感がなくなるまで噛む」と意識すること。食べ物がペースト状になるまで噛めば、自然と20~30回に達します。噛む回数が増えると唾液の分泌も増え、口の中の食べ物がまとまりやすくなるため、さらに音が出にくくなるという好循環が生まれます。
注意点として、麺類やお粥など柔らかい食べ物は30回噛む必要はありません。食べ物に応じて適切な回数で噛みましょう。大切なのは「口を閉じたままゆっくり噛む」という動作を習慣化すること。回数はあくまで目安です。
クチャラーの原因に本人が気づけない理由と自覚チェック法
なぜ自分では気づかないのか|骨伝導と聴覚の仕組み
クチャラーの厄介なところは、本人がまったく自覚していないケースが圧倒的に多いことです。「クチャクチャ食べてるよ」と指摘すると、「え? そんなわけないでしょ」と本気で驚く人がほとんどです。
自分の咀嚼音に気づきにくい理由は、人間の聴覚の仕組みにあります。自分が出す音は骨伝導(頭蓋骨を通じて内耳に直接届く音)として聞こえるため、空気を伝わって聞こえる音とは聞こえ方が異なります。自分の声を録音して聞くと「こんな声だったの?」と驚くのと同じ原理です。
さらに、人間の脳には「自分が出す音を無視する」フィルター機能があります。自分の足音や呼吸音をいちいち気にしていたら生活できないのと同様に、咀嚼音も脳が「自分の音だから無視してよい」と処理してしまうのです。
これは悪意や鈍感さの問題ではなく、脳の正常な機能です。だからこそ、「気づいてないだけで、悪気はない」という前提で接することが大切ですし、本人も「自分は大丈夫」と決めつけず、客観的にチェックする方法を知っておくとよいでしょう。
スマホで録音セルフチェック|やり方と判定のポイント
自分がクチャラーかどうかを客観的に確かめる最も簡単な方法は、食事中にスマートフォンで録音することです。スマホの録音アプリを起動して、テーブルの上に置いた状態で普段どおりに食事をしてみてください。
録音のコツは、「録音していることを忘れて普段どおり食べる」ことです。意識すると普段より丁寧に食べてしまうので、家族と普通に会話しながらの食事を録音するのがおすすめです。3~5分程度の録音で十分判断できます。
再生して聞くときのチェックポイントは3つ。「クチャッ」「ピチャッ」という破裂音があるか、噛むリズムが不規則で忙しない音がしていないか、会話中に口の中の食べ物の音が混じっていないか、です。家族の分も一緒に録音して聞き比べると、自分の音が目立つかどうかがわかりやすいです。
もし録音を聞いて「確かに音がしている」と感じたら、それは改善のチャンスです。ショックを受ける必要はありません。自覚できた時点で、改善は半分成功したようなものです。
- ☑ 食事中に口が乾きやすい(口呼吸のサイン)
- ☐ 食べこぼしが多い・口の周りが汚れやすい
- ☐ 一口が大きいとよく言われる
- ☐ 食事のスピードが周囲より速い
- ☐ 猫背で食べている・ソファで食事することが多い
- ☐ 朝起きたとき口が乾いている
- ☐ 食事中に家族が表情を曇らせることがある
家族から指摘されたときの受け止め方と心構え
ある日突然、配偶者やお子さんから「お父さん(お母さん)、食べるとき音がするよ」と言われたら、どう受け止めるでしょうか。多くの方は、カチンときたり、恥ずかしくなったりするのが自然な反応です。
しかし、ここで「そんなことない!」と否定したり、「うるさいな」と怒ってしまうと、家族はもう二度と指摘してくれなくなります。勇気を出して伝えてくれた相手に対しては、まず「教えてくれてありがとう」と受け止めることが大切です。
実際のところ、家族が指摘してくれるのは「一緒の食卓を気持ちよくしたい」という思いがあるからこそです。他人や職場の同僚は気になっても指摘してくれません。家族だからこそ言えるのです。「言ってもらえるうちが花」と前向きに捉えてみてください。
指摘されたら、先ほど紹介したスマホ録音で客観的に確認し、このあと紹介する改善方法を一つずつ試してみましょう。改善の過程で「最近静かに食べてるね」と言ってもらえたら、それは家族関係がよりよくなったサインでもあります。
家族や同僚がクチャラー|原因を踏まえた上手な伝え方と対処法
配偶者に伝える場合のNGワードとOKフレーズ
長年連れ添った配偶者にクチャラーを指摘するのは、想像以上にデリケートな問題です。伝え方を間違えると、食事のたびに気まずくなったり、「人格を否定された」と受け取られてしまうこともあります。
避けたいNGワードは、「汚い」「みっともない」「育ちが悪い」「一緒に食べたくない」といった人格や育ちを攻撃する表現です。たとえ思っていても、このような言葉は相手を追い詰めるだけで改善にはつながりません。
効果的なのは「Iメッセージ」で伝えることです。「あなたがうるさい」(Youメッセージ)ではなく、「私、食事中の音が少し気になることがあるんだけど、一緒にゆっくり食べる工夫をしてみない?」(Iメッセージ)のように、自分の感じ方として伝えます。
タイミングも大切です。食事中に指摘するのではなく、食後のお茶の時間や、散歩しながらなど、リラックスした場面で切り出すのがよいでしょう。「テレビでクチャラーの特集を見たんだけど……」と、第三者の話題から自然に入るのも一つの手です。
食事中に毎回「ほら、また音がしてるよ」と指摘し続けるのは逆効果です。食事そのものが苦痛になり、「もう一緒に食べたくない」と関係が悪化するケースが少なくありません。指摘は一度だけ伝え、あとは改善を見守る姿勢が大切です。
親や義父母のクチャラーにはどう対応する?世代間ギャップの乗り越え方
自分の親や義理の父母がクチャラーの場合、指摘のハードルはさらに上がります。「年長者に食べ方の注意をするなんて失礼では」と考える方がほとんどでしょう。実際、直接的に「音がうるさいです」と伝えるのは現実的ではないかもしれません。
一つの方法は、健康の話題にすり替えることです。「テレビで口呼吸が体に悪いって言ってたよ」「よく噛んで食べると認知症予防になるんだって」のように、咀嚼音ではなく健康面からアプローチすると、相手も受け入れやすくなります。
実際のところ、シニア世代のクチャラーには加齢による口腔機能の低下(オーラルフレイル)が原因として隠れていることもあります。入れ歯が合わなくなった、噛む力が弱くなった、口が乾燥しやすくなったといった変化が咀嚼音に表れている可能性があるのです。
どうしても気になる場合は、「一緒に歯医者に行かない?私も検診を受けたいから」と誘って、歯科で専門家に診てもらうのが最もスムーズです。専門家からの指摘であれば、家族から言われるよりも素直に聞き入れてくれる場合が多いです。
職場の同僚・部下のクチャラーに困ったときの現実的な対処法
職場でのランチタイムや会食で同僚の咀嚼音が気になる場合、直接指摘するのはリスクが高い行動です。関係性にもよりますが、「ハラスメントと受け取られるかもしれない」「評価に影響するかもしれない」と考えると、黙って我慢する人がほとんどです。
現実的な対策としては、まず「物理的な距離を取る」ことが挙げられます。ランチの席を対面ではなく隣同士にする(音が直接耳に入りにくい)、BGMのあるお店を選ぶ、食事のタイミングをずらすなど、環境面で工夫する方法です。
もし十分な信頼関係がある相手であれば、「最近、食事のマナーって気にしてる?自分も気をつけようと思って」と、自分の話として切り出すのも一手です。相手が「え、なんで?」と聞いてきたら、「咀嚼音って自分ではわからないらしくて、録音してみたら意外と音がしてた」と自分の経験談として話すことで、間接的に気づきを促せます。
それでも我慢の限界を感じる場合は、上司や人事に相談することも選択肢の一つです。ただし「〇〇さんがうるさい」ではなく、「食事スペースの環境改善として、BGMの導入を提案したい」のように、個人を名指しせずに環境面での提案をするのがスマートです。
ミソフォニア(音嫌悪症)の可能性も|気になりすぎるときは
ここまで「クチャラーをどう改善するか」という視点でお伝えしてきましたが、実は「音が気になる側」にも注目すべき問題があります。咀嚼音が気になりすぎて食事が苦痛、イライラが抑えられない、相手に怒りや憎しみすら感じてしまう――このような場合は、ミソフォニア(音嫌悪症)の可能性があります。
ミソフォニアは特定の音に対して強い嫌悪感や怒りを感じる症状で、咀嚼音のほかにもキーボードの打鍵音、鼻をすする音、呼吸音などが引き金になります。2013年にアムステルダム大学の研究チームが正式に症例を定義し、近年は日本でも認知が広がりつつあります。
ミソフォニアは「神経質だから」「我慢が足りないから」ではなく、脳の聴覚処理の特性によるものです。心療内科や精神科で相談できますし、認知行動療法(CBT)やTRT(耳鳴り再訓練療法を応用した治療)で症状が軽減するケースもあります。
もし「周囲の咀嚼音が気になりすぎて日常生活に支障が出ている」と感じるなら、相手を変えようとするだけでなく、自分の側の特性として専門家に相談してみることも大切です。相手のクチャラーを直すのと同時に、自分のストレスを軽減する方法も知っておくと、食事の時間がずっと楽になります。
実は意外と知られていないクチャラーの原因と、子ども・孫世代への影響
クチャラーは「遺伝」するのか?骨格と食習慣の親子連鎖
「うちの家族はみんなクチャクチャ食べるから遺伝だ」と思っている方もいるかもしれません。結論から言うと、クチャラーそのものは遺伝しませんが、クチャラーの原因となる要素は親子で似やすいです。
たとえば、骨格(顎の大きさや形)は遺伝的要素が大きいため、親が出っ歯や受け口であれば子どもも同様の歯並びになりやすく、結果的に口が閉じにくい→咀嚼音が出やすいという連鎖が起こります。また、口呼吸の習慣は家庭環境の影響を受けやすく、親が口呼吸をしていると子どもも口呼吸を学習してしまうことがあります。
さらに大きいのが「食べ方の手本」です。子どもは親の食べ方を見て育ちます。親がクチャクチャ食べていれば、子どもはそれが普通だと思って同じ食べ方を身につけます。祖父母と同居しているご家庭では、祖父母の食べ方が孫に影響するケースも珍しくありません。
逆に言えば、祖父母や親が食べ方を改善すれば、子ども・孫世代にも良い影響を与えられます。「自分のためだけでなく、家族のために」と考えると、改善のモチベーションが湧きやすいのではないでしょうか。
孫のクチャラーが気になったら?子育て世代への伝え方
お孫さんがクチャクチャ食べているのが気になるけれど、息子・娘夫婦に「しつけがなっていない」と受け取られるのが怖い――。そんな悩みを抱えるシニア世代は少なくありません。
子どもの咀嚼音の原因は大人とは少し異なります。乳歯と永久歯の生え替わり時期(6~12歳頃)は噛み合わせが不安定になりやすく、一時的にクチャクチャ音が出ることがあります。これは成長とともに自然に解消されるケースが多いです。
ただし、4~5歳を過ぎても口を開けたまま食べる癖が続く場合は、口呼吸や舌の癖が定着している可能性があります。この場合は小児歯科で口腔機能の発達をチェックしてもらうのがおすすめです。2018年に保険適用された「口腔機能発達不全症」の診断・治療は、まさにこうしたケースに対応しています。
お孫さんの食べ方が気になったら、「一緒にゆっくり食べようね」「もぐもぐ、お口閉じて食べるとおいしいよ」と優しく声をかけるのが自然です。直接息子・娘夫婦に「しつけを」と言うのではなく、お孫さんと一緒に食事を楽しむ中で、自然とお手本を見せるスタンスが理想的です。
お孫さんの食事を一緒にとる機会があれば、「おじいちゃん(おばあちゃん)も最近気をつけてるんだけど、お口を閉じてモグモグすると食べ物がもっとおいしくなるんだよ」と、自分も一緒に取り組むスタンスで伝えるとスムーズです。子どもは「一緒にやろう」に弱いものです。
加齢によるオーラルフレイルとクチャラーの原因の関係
60代以降で「以前はしなかったのに、最近クチャクチャ音がするようになった」という場合、加齢による口腔機能の低下(オーラルフレイル)が原因かもしれません。オーラルフレイルとは、口の働きが衰え始めた状態を指し、フレイル(全身の虚弱)の入り口とも言われています。
具体的には、噛む力の低下、舌の動きの鈍化、唾液分泌の減少、口周り筋力の低下などが組み合わさって起こります。これらの変化により、食べ物を口の中でうまく処理できなくなり、咀嚼音が出やすくなるのです。
厚生労働省の調査によると、65歳以上の約3割がオーラルフレイルの兆候を示しているとされ、珍しい状態ではありません。しかし放置すると、食事量の減少→栄養不足→全身の虚弱→要介護リスクの上昇という悪循環に陥る可能性があります。
オーラルフレイルの予防・改善には、先ほど紹介した「あいうべ体操」に加えて、パタカラ体操(「パ・タ・カ・ラ」を繰り返す発音トレーニング)、ガムを噛む習慣、歯科での定期検診が有効です。「クチャクチャ音が出るようになった」は、口腔機能の衰えを知らせるサインかもしれません。早めに気づいて対処することが、健康寿命を延ばすことにもつながります。
まとめ|クチャラーの原因を知れば改善の第一歩が見えてくる
クチャラーの原因は一つではなく、口呼吸の習慣化、歯並び・噛み合わせの問題、舌の使い方や口周りの筋力不足、食べ方の癖、顎関節の問題、心理的要因、さらにはこれらが複合的に重なるケースまで、さまざまな要因が絡み合っています。大切なのは「治らないもの」と諦めるのではなく、自分に当てはまる原因を特定して、その原因に合った対策をとることです。
食べ方の癖が原因なら、今日からでも「一口の量を減らす」「奥歯で噛む」「姿勢を正す」といったトレーニングで改善が期待できます。口呼吸が原因なら、あいうべ体操や耳鼻科の受診で根本解決に近づけます。歯並びの問題であれば、歯科での相談が改善への近道です。
以下に、この記事の要点をまとめます。
・クチャラーの原因は口呼吸・歯並び・食べ方の癖など大きく7つ
・本人が気づけないのは脳の聴覚フィルター機能による正常な現象
・スマホ録音で客観的にセルフチェックができる
・一口の量を半分に、奥歯で噛む、姿勢を正すの3つが即効性あり
・口呼吸には「あいうべ体操」と鼻づまりの根本治療が効果的
・家族への指摘は「Iメッセージ」で一度だけ、食事の場以外で伝える
・シニア世代は「オーラルフレイル」のサインである可能性にも注意
まずはスマホで食事中の録音を一度してみてください。「意外と音がしていた」と気づくかもしれませんし、「思ったほどでもなかった」と安心できるかもしれません。いずれにしても、客観的に自分の状態を知ることが最初の一歩です。家族と一緒に「お互いの食べ方を録音してみよう」と試してみると、楽しみながら取り組めるのでおすすめです。
※この記事の情報は一般的な知識をまとめたものです。歯並びや噛み合わせに不安がある方は歯科医師に、鼻づまりや口呼吸が慢性化している方は耳鼻咽喉科にご相談ください。
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